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和瓦の屋根メンテナンスの目安【新発田市】【村上市】【胎内市】屋根リフォーム・修理・メンテナンス

2023.10.18 (Wed) 更新

新発田市・村上市・胎内市にお住まいの皆さん、こんにちは!

新発田市・村上市・胎内市の屋根リフォーム専門店 北越瓦工業新人スタッフKです!

新潟県 新発田市・村上市・胎内市を中心に、屋根リフォーム・雨漏り修理を行っています!

本日は「和瓦のメンテナンス」というテーマでブログを更新します!

ぜひこの記事を読んでいただき、屋根リフォーム・雨漏り修理をご検討ください!

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 瓦が汚れてきたな…台風が来たけど家の屋根は大丈夫かな…前回メンテナンスしてから10年経つけどどうなっているんだろう…などなど…屋根は気になっていてもなかなかご自身ではメンテナンスの時期なのか、メンテナンスが必要なのかわかりにくい箇所だと思います。

そんな屋根のメンテナンス時期やポイントなどを解説させていただきます!!

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 屋根材によってはメンテナンス時期が異なるので「日本と言えば和瓦!」ということで今回は瓦のメンテナンス時期や注意するポイントについて解説していきます。

 

 

1.和瓦とは

  roofmaterial02_02 | 株式会社菊地板金工業

 日本瓦とも呼ばれる和瓦は粘土を材料とした屋根材で陶器瓦いぶし瓦とも呼ばれています。とてもメリットの多い屋根材で伝統的な美しさと耐用年数が長いのが特徴です。

釉薬を使ってコーティングした瓦と無釉薬の素焼き瓦の2種類で分けられます。日本瓦はJ形瓦とも呼ばれ、和風の家にしか合わないと思われがちですが意外にも洋風の家にも合い多く使用されています。

 

2.和瓦のメンテナンス時期

 瓦の耐用年数は60年以上と言われており色褪せないので塗装の必要もありません。しかし、瓦が丈夫でもその下にあるルーフィング(防火紙)が劣化してしまいますのでメンテナンスをしなくてもいいとは言えません。

瓦屋根は台風や横殴りの雨のなどの際、少なからず雨水が侵入してきてしまいます。

瓦の下に雨水が侵入した際に雨漏りを防いでくれるのがルーフィングです。このルーフィングが劣化して破けてしまっていると防水がうまくいかず雨漏りが発生してしまう可能性が高くなってしまいます。

ルーフィング図

また、耐用年数が優れている瓦ですが、築年数が古い屋根だと施工方法が甘く、台風や地震などの自然災害などの際に瓦がズレてしまったり棟瓦の倒壊などの危険性があります。

前回のブログで紹介した漆喰(しっくい)も瓦ほど耐久性は長くなく劣化しはがれてしまうと瓦がずれやすくなり最悪の場合雨漏りも発生してしまいます。

漆喰について詳しくはこちら!☆

以上のことから、瓦屋根のメンテナンス時期は15年~20年くらいに1度くらいが妥当だと言えます。もちろん、建物の立地など様々な条件があるのでこの年数で絶対にメンテナンスしなければならないという訳ではないのでメンテナンスをしないまま年数が経過している場合は1度屋根専門業者に屋根診断を依頼してみるのもいいかもしれません。お住いの健康維持のために定期的にメンテナンスすることをおすすめします!

 

3.和瓦のチェックポイント

・瓦のズレ

屋根葺き替え工事 瓦撤去

 阪神淡路大震災を受け2001年に設定された地震や台風に強い瓦屋根の施工方法が義務付けられる前は瓦一枚一枚を釘で固定しないことが多く、瓦桟と呼ばれる木下地に引っ掛けてあるだけでした。瓦一枚一枚に釘を打って固定する施工法をガイドライン工法と呼びます。耐風や地震などの自然災害が起きた際は瓦や棟がズレたり倒壊していないか調べた方がいいでしょう。

 

・棟のズレ、倒壊

屋根の棟(むね)ってなに? | リフォーム一括窓口

 瓦のズレと同じように共通しますが、棟のズレは意外と非常に多いのです。

ズレなどは家の下からだと確認しずらいので少しでも気になった場合、完全に崩れてしまう前にお近くの信頼できる業者に見てもらうといいでしょう。

 

・漆喰の劣化

 瓦と瓦の隙間を埋める漆喰も劣化してしまいます。漆喰が劣化してしまうと瓦や棟がズレる原因になります。漆喰の耐用年数は10年前後と言われています。屋根全体がしっかりしているように見えても漆喰補修が必要な場合もあるので定期的に補修が必要です。

 

・築年数

 上記でも書いたように瓦屋根は瓦自体の耐久年数はありますがその下のルーフィングが重要になってきます。表向きはきれいな瓦屋根に見えても築年数が長くな経っている場合、瓦をどけてみたらルーフィングはボロボロ…なんてこともよくあります。

屋根カバー工法 リファーナ | 施工事例 | 相模原市を中心に住宅リフォームを行っているリフォームキャッチャー。屋根、外壁、庭などのリフォームはお任せください!

ルーフィングがボロボロになったままにしておくとここから雨水が侵入して結果的に雨漏りが発生してしまいます。もともと使っていた瓦は剥してもまた元に戻すことができますので築20年を過ぎたら屋根専門業者に診断をしてもらうことをおすすめします。

 

4.和瓦のメンテナンス方法

・漆喰補修

 定期的に漆喰補修を行っているかいないかでは屋根自体の持ちが変わってきます。尚、屋根での作業は高所作業になるため必ず足場を掛けなければなりません。労働安全衛生法により2m以上の高さで作業を行う場合には安全措置を取らなければなりません。それによって、お住まいの屋根の形や大きさにもよりますが補修といっても費用はかかってしまいます。しかし、漆喰の劣化を放置し続けると更に修理が必要になり、費用もコストももっとかかってしまいます。

 

・棟の取り直し

 棟がズレたり倒壊した場合は棟の取り直しが必要になります。

棟のメンテナンスには2種類あり、既存の棟を一度撤去してその棟瓦や熨斗瓦(のしがわら)を再度使用して積み直す作業を棟の積み直しと言います。

積み直す場合、古くから瓦屋根で使用されている大回し工法で施工されています。大回し工法は銅線や漆喰の劣化により崩れやすいのであまりお勧めできません。

現在、瓦屋根はガイドライン工法が推奨されておりガイドライン工法に則った「強力棟」をしようした棟の取り直しが主流です。

強力棟金具※強力棟金具

強力棟による棟の取り直しの場合、強力棟用の金具を垂木に固定しその金具に棟包みを固定していくので強風や地震なんどの自然災害にも強くなっているのでお勧めです。

 

・屋根葺き直し

 元々設置されていた瓦を一度撤去して再びその瓦をもとに戻す施工法です。年数が経った瓦と瓦の隙間には土埃など様々なゴミが溜まっています。それらの汚れが溜まっていくと雨が瓦屋根を流れた際に毛細管現象により雨水を瓦と瓦の隙間に引き込んでしまう現象が起こってしまい、雨漏りに繋がってしまいます。

葺き直し工事では瓦自体や瓦の下まで清掃することができるので改善することができます。一度、瓦を撤去することでルーフィングを交換できることが最大のメリットです。しかし、瓦はそのほかの屋根材に比べ非常に重いので地震が多く発生する昨今では屋根に掛かる負担を気にしてまた重い瓦を乗せるのを嫌がるお客さまが多いです。

加えて同じ瓦を使うから安く済むと思われがちですが、一度瓦を撤去しまた同じ瓦を使用して葺き直すには高い技術や多くの手間がかかる作業ですので工事費用は高くなります。費用がかかる上にまた劣化している瓦を葺き直すのはコストパフォーマンスを考えるとお勧めはできません。

 

・屋根葺き替え

 屋根を全面的にメンテナンスするのであれば軽量屋根材への屋根葺き替え工事が一番コストパフォーマンスに優れていると考えます。ガイドライン工法によって台風や地震などの災害に強い瓦屋根にすることは可能ですが、やはりそのほかの軽量な屋根材と比べてしまうと瓦屋根の重さは圧倒的に不利です。

最近では非常に軽量な屋根材が多く販売されており、30年以上の耐久性を持つものがあり、施工方法も瓦屋根に比べて簡単なので施工費用も抑えられます。

漆喰の劣化などを気にすることもなく重さによる住宅への負担も軽減できるので長期的にみると屋根葺き替え工事は非常に有能なメンテナンス方法といえます。

 

5.まとめ

 和瓦は非常に通気性に優れているので夏場の暑さを防ぎ屋内を涼しく保つことができ、冬場は瓦の素材自体の断熱性や構造上の空気層によって外の冷気を遮断します。さらに遮音性にも優れており雨音が聞こえにくいのも特徴です。

最近四季がはっきりしなくなったとはいえ気候の変化の大きい日本の風土にあった屋根材です。

日本らしい重厚感ある瓦は唯一無二と言えるでしょう。

瓦はしっかりとメンテナンスをしてあげればとても長く持つ屋根材です。メリット・デメリットを十分理解し上手に付き合って瓦屋根をより長持ちさせましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございます☺

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代表取締役社長

中原 正平SHOHEI NAKAHARA

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代表の中原と申します。

北越瓦工業は創業40年以上、新発田市・村上市を中心に活動している屋根リフォーム専門店です。

ご自宅の屋根は普段お客様が見る事の出来ない箇所です。知らないうちに劣化が生じ、豪雨や強風、台風などによって急に雨漏りが発生する事態も頻発します。屋根カバー工法屋根葺き替えといった、屋根の工事を行うことでそうした緊急事態を未然に防げるだけでなく、ご自宅の耐久年数を向上させる効果もあります。

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